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2015年09月18日

愛おしい。

「ピピピピ」
目覚まし時計の音がする。
もう起きなきゃ…
そう思いながら、惰眠をむさぼる。
トトトト
階段を身軽に駆け上がってくる足音がする。
ベッドに近付く気配がし、ほっぺやおでこにキスの感触。

意地悪して、無視して寝たふり。
いよいよ唇にそっと触れる感触が…
だんだん激しくなり、舌をねじこもうとする。
「わかったよ、起きるから…」
その声を聞くと、楽しそうに階下に降りてゆく。
「やれやれ…」

居間には朝食の支度がしてある。
「いただきまーす」

僕の肘をつつき、「これも食べな」
と、自分のご飯を、差し出す。
「自分で食べなよ。俺はいいからさ」
少し悲しそうな顔をして、食べ始める。
ちょっとかわいそうな気がして、頭を撫でる。
目を細め。嬉しそうな顔。

食事が終わり、座布団を枕に横になると、まってました!
と、言わんばかりに、俺の前に潜り込んでくる。
温もりが伝わる。
腕や頭を撫でてやると、嬉しそうに振り向く。
キスをせがむが、歯磨き前だから、あとでね。と、焦らす。
強引に近づけてくる顔をそらす。

「おい、散歩でもいくか?」
その言葉を聞くか否かの間に、玄関へ、小走りする。
首輪にリードをつけ、うんちバックとペットボトルを用意。
「じゃ、犬の散歩行ってくるねー!」



Posted by かたこりの日記 at 16:05